スペイン新幹線AVEでコルドバへ
スペインのAVE
スペインの新幹線ともいえるAVE(アヴェ)は、
国立ソフィア王妃芸術センター前の
マドリード・アトーチャ駅からセビリアまで開通。
クラブクラスでは、飛行機のファーストクラス並みの大きさの座席の個室
(4席・折りたたみ式テーブルとテーブル脇にはヨーロッパ調のスタンド付)と
ウェイターによるドリンクと軽食のサービスで、ヨーロッパ他国の新幹線社内サービスに比べても
快適さ抜群。
時間間隔も朝晩は30分毎、昼間は1時間毎、深夜まで運行している。
スペイン観光に欠かせないAVE
EU域内新幹線は、フランス(TGV)、フランス〜ロンドン(Eurostar)、
イタリア(Italia Eurostar)、ドイツ(ICE)、スウェーデン(X2000)などが運行されているが、統一基準はない。
フランスでは、スペインのAVEやドイツのICEとの共同運航を積極的に行う計画で、
本年6月にはパリとライン川にある国境の町、ストラスブール、ドイツではストラスブルグまで
2時間数十分で結ぶTGVを運行開始予定。
ワインの産地アルザス地方がぐっと近くなり、ドイツやスイスへの観光ルートも便利になり、
新しいパッケージツアーが期待できる。
コルドバの歴史と見所
ローマ時代のコルドバ
コルドバ市内
コルドバは、紀元前169年ローマ帝国の法務官クラウディオ・マルセロによって、
戦略上の拠点として建設された街。
コルドバ市内ではローマ時代の寺院の柱、
グアダルキビル川にかかるローマ橋(ローマ時代のものは殆ど残されていない)、
16世紀フィリッペ2世時代のプエンテ門(Puerta del Puente)に当時の面影を見ることができる。
この時代のコルドバ出身の哲学者セネカ(Seneca)は有名。
ツアーで散策するユダヤ人街(Calle Judios)の端にあるアルモドバル門(Puerta de Almodovar)の外側に、
銅像がある。ここからの城壁の眺めも美しい。
メスキータ大聖堂を訪れる
メスキータ内部の様子
コルドバ観光最大のハイライトは、メスキータ観光だ。
メスキータ(モスク)は、
コルドバ駅から直線距離で800mほど。
旅情豊かなグアダルキビル川沿いにある。
歴史は深く、西ゴート時代の6世紀から存在する。
中に足を踏み入れると、あまりの美しさに誰もが驚くだろう。
円柱の森といわれるほど、たくさんの馬蹄形アーチが並び、その数は854本。
内部は照明が暗くされているので、その神秘さとダイナミックな建築美は、
実に幻想的な世界をかもし出している。
外に出れば、花の小径という綺麗な道もあり、是非ゆっくり散歩をしてみてください。
コルドバは、1984年に世界遺産にも登録されています。
コルドバ激動の歴史
メスキータ花の小道
コルドバの歴史は激動の歴史。
500年代後半の西ゴート族による支配。
コルドバ発展のきっかけになったといわれる、700年代中期の“後ウマイア朝”時代。
さらに13世紀のいわゆる「レコンキスタ」と呼ばれる、国土回復運動による争いなど、発展の背景には闘いの影が付きまとっていた。
だが、そうした中からメスキータや多くの教会など歴史的遺産物を生み出され、現代においても華麗な姿を残していることこそコルドバの魅力なのである。
▲【スペイン旅行選科】の先頭へ
|